New Hope

「そっか」
出先からの帰路
家が見えてきた時。

玄関のドアを開ける時。

朝起きた時。

下のリビングに降りる時。

おふろにはいる時。

窓を開ける時。

ごはんを食べる時。

ヘッドフォンを外した時。

・・・

「そっか、くまいないんだ」

家が近づくと、くまがすでに気づいていて
声がしてくることがあった。
玄関のドアや窓の開け閉めは
いつも気を遣っていた。
朝、くまが呼ぶ声で目が覚めた。
階段から降りてくると
いつもくまが待っていた。
ごはんを食べる時はいつも近くにきた。
おふろに入るとついてきた。
おふろを出ると待っていた。
ヘッドフォンを外すと
くまが呼んでいた。

そんな20年のあたりまえが
なくなった。

くまがこの世を去って
一週間が経った。

火葬の日、もっと(自分が)泣くかと思ったら
もうそんなに涙は出なかった。
亡くなってからの1日半
眠っているだけのようなくまをみて
でも、目を覚さないくまと過ごしていた時に
もうそこにはいないことと
もうどこにでもいること
自分なりに少しずつ受け止め始めた。


亡くなった動物を
はくせいにする人がいるという話を
前に何かでみて
その時は、「本当に信じられない」と
思ったけれど、
その1日半の時間は
ちょっとだけ、
そんな気持ちになってしまうこと
わからなくもなかった。
このまま、動かなくても
くまの姿のままで
ここに寝ていてくれたらと
何度かは思ってしまったから。

でもね
今世のくまを
桜の花たちとお見送りしたよ。
またどこかで会えるとわかっているから。

お別れをしたことで
大切なものを
心にしまうことが出来た気がしている。

また、くまの思い出は話すかもしれないけれど聞いてね◎

ーーー
いろいろなことが変わっていく。
人間は変化に弱いいきものと
よく言われるけれど、
確かに
変わりたくない
その気持ちが強く出ることもある。
でもね
どんな変化も
それが生きていくってこと
と、受けとっています。

ーーー

サポートしている
April in 85は新体制になり
先日、写真が新しくなりました。
新しいサポートドラマー、ぎゅうちゃんと
これからも楽しく演奏していきます。

April in 85

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新しい道も模索している。
日々
わくわくする
不安や葛藤する時間もある
それさえも
昇華して音楽になる。

そんな冬でした。