April in85のこと 3

5年間ライヴサポートをしている
「April in 85と自分」というテーマ

前回その2


April in 85は阿部くん(Yuichi Abe)の
バンドプロジェクトです。
なので、阿部くん以外は
サポートメンバーで構成されています。


ギターのこと

やっとギターのことを書く回がきました。

私がサポートし始めたのは
「GHOST IN YOUR DREAM」が
リリースされた直後からでした。

なので「WONDER WAVE WALKER」までは既存していた曲でした。

配信一覧


多分、初めての新曲は
「PLUMERIA」だったのかな??

私は今までも、
自分がメンバーのバンドしかやったことがなく、他のバンドのライヴサポートとかはどんなふうなのか知らないけれど、阿部くんは好きにやっていいよ、と言ってくれる感じです。


基本的には
阿部くんの音源のギターに沿って、
イントロと、ギターソロの入り口は
音源と変えないようにしています。
ソロに関しては
「Night Flow Fish」「OCEAN」あたりは
全然違うの弾いてみたいと思って、
入り口から変えたかな。

他のバッキングの部分も
耳に残りそうなフレーズは音源のまま弾く。
全体の音像も、音源に近くなるように
しています。
そこを軸に、ちょっと遊ぶ箇所を入れているような感じです。

初めの頃はもっと気張っていて
さらにいいアレンジをしたい、と
音源と違うことをしようしようと
すごいことをしようと
細かいことをしたり、
かなりエゴが発動していた 笑。

最近は気張らずに
ライヴでみんなも自分も楽しめることを
考えています。


ということを基本に
自身がギターアレンジや、音源から
関わった曲について書きます。

レコーディング参加曲

BLACK/WHITE

何にしても初めのことって、
思い出深いね。
と、言いつつ、
あまり覚えていない!

この曲は既存曲だったけれど、
私、丸々アレンジを変えて弾いて
それで阿部くんが再録したいって言ったのか
どちらが先だったか忘れた。

元々、イントロはコード弾きだけで
フレーズはなかったけれど、
なんかあのフレーズが自然と浮かんで
ぶち込んだんだったと思う。

ライン録音でギターを録るのが初めてだったので、慣れなくて。。
エイプリルで初めてのRECだったし緊張したかも??

SLEEP IN WHITEに入っています


WEEKEND

この曲は、わりとまっさらな早い段階で
「鎌倉さんに任せたい」って渡された曲だったので、思い入れが深いです。

イメージ付けもされていなかったから、どんなふうにでも持っていけるなと思うと、
やっぱりわくわくしたし、色々練った。

個人的なこだわり強い箇所というか、コードのボイシングを考えるのが好きで、
この曲のイントロのコードの響きは自分の中でハマりました。

コードボイシング
私なりの解釈としてごく簡単に解説すると、コードを構成音の中から、どの音を使って、どの順に鳴らすのかで、響きが変わること。
簡単な例として、ドミソドと弾くのと、ミソドミと弾くのは、同じ構成音であっても響きは変わります。
また、1オクターブ内(クローズド)、オクターブ外(オープン)も変わるし
ギターの場合はそれを開放弦の音を混ぜることで変化をつけたり、鍵盤だったら、左手と右手の弾く音で様々な組み合わせが出来ると思います。またどこのポジション(弦の下の方とか、上の方とか、何弦のあたりで弾くとか)で弾いても響きが違います。

この曲のギターは、自分史上、
ベスト5には入るくらい好き。今のところ。

ギターソロは一発です。
ちょっと粗くも感じるけれど、何度か弾いた中で、1番初めのがやっぱり1番勢いがあっていいねと、阿部くんと決めた。
神降臨とか言ってた気がする 笑。

ラフミックスした音源を
聴きながら帰った時の高揚感が
忘れられないな。
最高すぎる。最高すぎると思って
阿部くんにLINEした記憶。



pray

WEEKENDとどちらが先かわからなくなってしまった。
この曲は、先のその1でも書きましたが、私がエイプリルを初めに観た時にいいなと思った曲です。

これは私が、自分のギターで再録してほしいとお願いしました。
絶対良い曲だからやったほうがいいし、こうしたいっていうイメージがはっきりあった。

イントロのコードボイシングも
また1から考えて、
当時は知らなかったコードフォーム(押さえ方)で作ったから
どうやって弾いていたか忘れてしまうので、手書きで押さえ方のメモを、ずっと手帳に挟んでおいた。

2Aのところのギターが1番気に入っています(自画自賛)
すごくやりたい雰囲気が出せた。

ギターソロも元の音源のイメージも保ちつつ、どういう音像にしたいのか鮮明にあったので、それをアウトプットするだけだった。
でもね、正直なところ、当時テクニック的に出しきれなかったこともある。。
出来上がった音源を聴いた時、
とても感動しました。
残せて嬉しかった。


VENUS

この曲も真っ新にギターアレンジしました。
自分のバックボーンにある曲調なのもあったり、あまり細かいアレンジで作り込み過ぎないようにするほうがかっこいい曲なので、すんなりやりました。
ギターソロも、ソロです!みたいなフレーズを弾くとダサくなると思って、録音するまで考えないでおいて、その場であんなふうに弾きました。
だから再現出来ないです 笑。
2本で構成しているのもあって。

このギターは聴くと自分っぽいなって感じる。
ライヴで弾いていても最も落ち着く。

GIVE

これは去年?
再録したいって依頼されて、「なんで?」って言ったと思う 笑。
元の音源がいいと思っていたから。
それを超えられるかなぁっていうのもあった。
あとは、長くライヴでやっていた曲だから、元々のイメージをあまり崩したくないと、個人的に思っていた。
(自分がリスナー側の時、いろんな人の再録を聴いて、前のほうが好きみたいに思うことがよくあったり。。)

考えた末、基本的には、元の音源のアレンジを弾くことにした。
同じフレーズでも、阿部くんが弾いたのと私が弾いたのでは、音の違いもあるし。
音色とか、元よりも厚みを出すとか、あとは細かいところでフックを作るとか、そういうのはちょっと考えた。

ギターソロっぽい箇所は、私的にはBUCK-TICKの「JUST ONE MORE KISS」のソロ的な着想なんだけれど、阿部くんにも言ってないから、ここに書いておきます 笑。

エンディングのところは6本くらい弾いたと思う。
あまり整理せずに渡してしまって、エンジニアさんを苦労させてしまいました。

この曲はほぼ、自宅で自身で録音して(出来るようになったから)それを阿部くんに持っていって整理しつつ、新しいアイデアは2人で弾いてみたりとかした。
という、今までと違うやり方をしてみたのでした。

あと、あゆみちゃんのコーラスがめっちゃいい。


出来上がった当初は、どうなのかなぁと、あまり聴けなかった。
1番元のイメージを拭えなかったのは自分なのだけれど、今は気に入っています 笑。

あと、大事なこと書き忘れていた!
阿部くんとレコーディングする時は
マックを食べてからというのが慣習になっています。

振り返ってみて

色々振り返ってみて楽しかったです。
やっぱりギターのこととかいくらでも話せるし、話したくなっちゃうものだね。

エイプリルのことはまた、思い出したら書いたり、書きたくなったら書きます。

2023.12.17(sun)
下北沢DaisyBar 7th anniversary ONEMAN
“DOZING IN THE SEA”
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV ¥3,000 / DOOR ¥3,500(+1D)

チケット予約

配信チケット ¥2,000

※ご予約は私に言ってくれても大丈夫です。